琥珀の小粒石
琥珀の小粒石はよくアクセサリーに用いられます。
琥珀は小粒石であっても立派な「パワーストーン」のなかまで、ルビーやクリスタルなどと同じくアクセサリーとしてだけではなくお守りとしてもっている方がいらっしゃいます。
琥珀はご存知のとおり心身両面の癒し効果があるとされます。琥珀の小粒石はちょっとしたアクセサリーにそして琥珀の大粒石はどちらかというと年配の女性がブローチにして付けていたりすると非常に落ち着いた魅力があります。
さて、琥珀は今から数千万年前〜約一億年もの以前の地上に繁茂していた樹木の分泌した樹脂が、地中に埋もれて次第に変化してできたものです。ですから、全く天然の、そして古代からの力を持ったパワーストーンということができます。
古くから琥珀には、長寿の保証する、大切な人への思いを伝える、子どもの幸せを祈る、悪霊・病気を寄せ付けない、といった伝承があります。ですから、琥珀は小粒石であってもとても珍重されているのです。
アジアでも琥珀はパワーストーンとして珍重されています。たとえば、中国では、琥珀は「虎(とら)の魂が宝石と化したもの」と見なされています。琥珀は漢語ですがこの文字には、実は中国で虎は、古くから百獣の王として神格化されてきていたのですが、その虎が死ぬと魂は地中に入って「石」になると信じられていたことに由来しているのです。いうまでも無くその石が琥珀なのです。
具体的には、中国の李時珍(本草学者、1518年〜1593年)が著した「本草網目」には「琥珀」の文字についての解説があります:「虎が死ぬと、その魂は地に入って石に化す。そして虎白鬼(コハク)になると古えより信じられている。後代、文字に玉へんがつけられたことによって琥珀と記すようになったのはそれが玉に類するため」
虎の魂で出来た石ならば強い効果をもつパワーストーンであるような気がしませんか?
琥珀は色合いも多彩です。ウイスキー・ミルキー・シャンパンカラーに代表されるバルト琥珀、キャラメルカラーの多い久慈琥珀、真っ赤なワイン色のドミニカ琥珀、メキシコ琥珀なども。ブルーがかった琥珀や、さらには虫入りの琥珀もあります。
琥珀は小粒石でも、アクセサリ、例えばブレスレットやペンダントなど、身に着けていると恐らく自分にプラスとなってさらに自信をもち生きていけるような気がします。